ノラ猫が子供産んでた。 |
私が糞害猫駆逐マシーンを設置して見事に糞害を阻止して安心していたら。
肥ったキジ猫がやせていて、その後ろに小さいのが3匹。
あれは肥っていたのではなく妊婦さんだったんだね。
どうやら、向かいのマンションの奥で産んだらしい。
親子で出たり入ったりしていて、母猫は大変そうだ。
仕事場の窓から見えるので、楽しいし可愛いので仕事にならない。
涼しい場所を見つける天才の種族である親子はいつもの木陰でじっとしている。
昨日の夜、買い物からの帰り静かに近づいてみた。
先に気付いたのは子猫達、でっかい目をして固まっている。
隣に寝ている母猫に、でかい禿親父がモノすげえ笑顔で立っている事を知らせたいがちょっとでも目を離すとこの不穏な人間は何をするか分からないので動けない。
こっちも手を伸ばせば触れる場所にいる子猫を撫でたいが腕を動かした瞬間弾けとんで逃げそうなので動けない。
母猫が大あくびをして毛繕いを始めだし大きく片足をあげた時私と目が合った。
動けない、止まってる、大きく広げた足の間で舌を半分出したまま母猫も固まっている。
猫一家と私は暫く見つめ合った、先に動いた方が負けなのだ。
いや、別に何も勝負してないんだけどね。
「糞をするなよっ」の一言でこの均衡は崩れ弾けとんだ、何か良い物を見た気がする。