ポッドキャストの恐怖 |
作業的に、ペン入れの段階になると言葉や歌詞が聞こえて来ても問題ないのでラジオを聴く。
『安住紳一郎の日曜天国』が面白かったので、ポッドキャストで聴く事にした。
バックナンバー2009年辺りからすべてを入手をクリック。
ニヤニヤしながら、彼の生真面目で滑舌のいい下らない話しを楽しんでいた。
順番に聴いて、その日の天候や時事ネタなど「あ〜そんな事もあったな〜」と聴いている。
ふと、一番最近の放送も聴いてみたいなとブラウザをスクロールしているとドキッとした。
2011.3.13「震災の時あなたは何をしていましたか?」という回を見つけた。
カウントダウンが始まった。
2011年3月11日に何が起こるか知らない安住紳一郎が日本全国の「醤油」について話している。
面白い、しかし間もなく大震災が起こるのだ。
リスナーからの笑えるメールが読まれる、時には東北地方からの朗らかな家族エピソードが届けられる。
面白い、でも地中深く悲劇を生むエントロピーが限界を迎えているのだ。
私は恐ろしくなった、何とかなるさとか大丈夫とかの日常の根拠のない油断が恐ろしくなった。
呑気だ!
健康や子供達の行く末や仕事について考えながら、2010年のポッドキャストを順を追い聴いた。
菅政権や政局について何か喋ってる、日常の幸不幸をリスナーがメールしてる。
間もなく2010年の師走の時期の回になろうとしている、絶対に順番通り聴こうと思っている。
何だろう、このドキドキは!
不思議な感覚を覚えた。
その日がくる事を知っている者は、必死で今やるべき事を考える。
本当に大事な事は何かを、突きつけられる。
我々は必ず死ぬ。
カウントダウンは始まっている。
而もそれは、地震や事故よりも確率が高い、100%だからね。
呑気だ!