どうせ、核兵器はある |
甲子園で高校球児達が感動の青春をかけて戦っている。
でも、勝っても負けても核兵器は準備されてるんだ。
働いて働いて借金苦から抜け出し、また一から再出発を誓う夫婦。
でも、二人の手はいくら強く握り締められても核兵器は準備されている。
温暖化を食い止める為に一人ひとりが何かを始めなくてはならない。
でも、皇帝ペンギンの赤ちゃんがやっと泳げるようになっても核があるんだ。
原爆は終わりの印と人々は声高に叫ぶ。
でも、核兵器は準備されている。
心が弱くなると人間に絶望してしまう。
人間の善性や愛や母性や智慧を信じたくなくなる。
どうせ、核兵器はあるんだ。
核兵器の悪魔性は、生きる価値を諦めさせる。
核兵器の存在を認めるシステムを許す論理がある限り、人類は生きても無駄。
どうせ、核兵器はあるんだからね。
人生のドラマや希望や芸術を一瞬で無意味にする準備がなされた星で、
私はいったい何をしてるんだろう?
...と、人類の心を弱くする核兵器は「絶対悪」だ。
分かるかい?
どうせ、死ぬんだじゃないよ。
どうせ、核兵器はあるんだだよ。